こんにちは、皆さん!
「1人目赤ちゃんネル。子育て迷子をなくしたい!保育士が教える子育てのコツ」です。
育児をしていると、「赤ちゃんの泣いている理由は何なのか?」と悩む場面 が多くありますよね。
特に一人目の育児では、「何を求めているのか」「どう対応したらいいのか」がわからず、不安やストレスを感じることもあるでしょう。
でも、赤ちゃんは泣いていることで周りにメッセージを伝えています。
この記事では、赤ちゃんの泣き方の特徴とその原因について、保育士の視点から丁寧に解説します。
保育士の声の掛け方のコツもお伝えしています。
赤ちゃんのうちから心の真っ白な辞書に、何度も何度もやさしく伝えて少しずつ言葉などを刻んでいくことが鍵となります。
赤ちゃんの泣き方1【かん高い突然の泣き方】
理由:危険や苦痛を伝えようとしているなど
・落ちる、転ぶ、はさむ、目にゴミが入るなど
対処法
・周囲の安全確認と原因の特定
- まず、赤ちゃんの周りに危険なものがないか確認します。転んだり、何かに挟まれている、目にゴミが入っているなど、泣いている原因を特定します。
-
- 痛みの原因がはっきりしている場合、例えば挟まった手や転んで怪我をした場所がある場合は、ゆっくりと落ち着いた態度でその原因を取り除きます。 ゆっくり慎重に取り除き、洗浄が必要であれば優しく行います。
- 応急処置をする
- 怪我をしている場合は、必要に応じて応急処置を行います。例えば、軽い傷があればきれいなガーゼで優しく拭く、冷やすなどします。その場合によっては絆創膏や消毒も使いますが、赤ちゃんの肌には優しい素材を使うと良いでしょう。
- 抱きしめて安心感を考える
- 手当てが済んで、赤ちゃんをしっかりと抱きしめて、安心できるようにあげます。 赤ちゃんが泣いたりした後も、優しく話しかけたり、抱っこしたまま落ち着かせてあげることで、安心感が増します。
- 異常が続く場合は医療機関に相談
- 万が一、泣き止まなかったり、様子がいつもと違う場合は、医療機関に相談し、医師の指示を仰ぎましょう。 特に、痛みが強そうな場合や、患者部に異常がある場合は早めに対応してください。
保育士のコツ✨
赤ちゃんと目を合わせて声をかける
- 赤ちゃんのために、安心感を考えることが非常に重要です。 赤ちゃんのことを考えて、微笑みながら優しい声で話しかけます。
例:「転んじゃったね、痛かったね。見てみようか。」など。
痛みを感じている場合、「痛かったね」などと赤ちゃんの気持ちを代弁してあげると、泣きやみやすくなります。
赤ちゃんの泣き方2【ぐずり泣きから本格的に泣いている】
理由:生理的な欲求や不快を伝えようとしているなど
①空腹の時 ②オムツが汚れている ③なかなか眠れないなど
対処法
①空腹なのかな?
➡️授乳や食事(離乳食や、ミルクや飲み物)を用意する。
・その際、子どもと目を合わせて微笑みかけ、言葉をかける。
保育士のコツ✨
例:「お腹空いてるのかな?これから用意するね。ちょっと待っててね。」
「できたよ。待ってくれてありがとう。えらいね。おいしいね。〇〇だよ。
(素材名)」など目を見て声をかけます。
自分で哺乳瓶を持てるようになったからと、いつも一人でミルクを飲ませていませんか?
大切な親子のコミュニケーションの時間です。抱っこして目と目を合わせて、微笑み合いながらミルクの時間を楽しみましょう!
②オムツが汚れているのかな?
➡️おむつを交換する。
・その際、子どもと目を合わせて微笑みかけ、言葉をかける。
保育士のコツ✨
例:「オムツが汚れているのかな、ごろんしようね。」
「オムツ外して見ようね。おしっこだったね。」
「気持ち悪かったね。新しいのに変えようね。これから濡れたティッシュでお尻を拭こうね。気持ちいいね。」など実況中継します。
③なかなか眠れないなどかな?
➡️ 静かなリズムのある体動
(ゆっくりとしたリズムの子守唄を歌う。穏やかな音楽や子守唄を、同じリズムで繰り返しながら赤ちゃんに聞かせると、自然とリラックスし、眠気を誘うことがあります。)
・その際、子どもと目を合わせて微笑みかけ、言葉をかける。
保育士のコツ✨
例:体に軽くタッチしてトントンしながら、子守唄を歌うなど。
だんだんゆっくりしたテンポにしていくと心地よく眠りに入れる事が多いです。
寝る時は、目を合わせないこともコツです!
または、背中の肩甲骨のあたりを手でさすって温めてあげると、眠くなりやすいです。
赤ちゃんの泣き方3【こわばった表情で泣く、相手から顔をそらして泣く】
理由:情緒的な不安や恐れを伝えようとしているなど
①相手になって欲しい時 ②特定の人の姿が見えなくなった ③知らない人が見える
対処法
①相手になって欲しいのかな?
➡️大人は子供の体に触れつつ、その際、子どもと目を合わせて微笑みかけ、言葉をかける。
写真はおむつ替えや、着替えの際にマッサージなどをして、触れ合い、コミュニケーションをとっている様子です。
保育士のコツ✨
例:「どうしたの?これやりたかったの?」
興味のありそうな遊びに誘う、やりたいと言う遊びを楽しみます。
この時、大人も心から楽しみます。
面白くないのにな、なんて思っていると、以心伝心、子どもでもわかります。
何度も聞いてくる時は、一緒に楽しもうよ!ちゃんと見て!の合図です。
携帯電話などはしまって、目を合わせて会話することが、コミュニケーション能力を育む上で大切です。
子どもは、上手く言葉で伝えられない分、不安を感じがちです。目と目が合ってその目が微笑んでいるかどうかで、安心できるのです。
・赤ちゃんの時から、目と目を合わせて微笑み合っている家族だからこそ、ほんの少しの表情の変化で気持ちがわかるようになるのです。
②特定の人の姿が見えなくなったからかな?
➡️特定の人(ママ、パパ、いつもの先生など)の再登場!または顔見知りの代わりの人が登場で泣き止むかな。トイレなど短時間 離れなければならないこともありますよね。
・この際、子どもと目を合わせて微笑みかけ、言葉をかける。
保育士のコツ✨
0歳の赤ちゃんでも、耳は聞こえています。簡単な単語は理解できることも増えてきます。保育園でも、担任が離れる際には、「ちょっとトイレ行ってくるね。すぐ戻るよ。」と笑顔で離れます。
③知らない人が見えるからかな、以前嫌だった記憶があり、その苦手なことや物が見えるのかな?
➡️人見知りの対象の大人、にこやかに退場する。
・ その際、子どもと目を合わせず微笑みかけ、言葉をかける。
保育士のコツ✨
人見知りの対象の大人、にこやかに退場するのには理由があります!
泣かれたから嫌われているんだと大人が不機嫌になってしまっては、その表情や雰囲気、その人の声までも赤ちゃんは覚えてしまいます。
次回会った際にも、泣かれたくなければ、笑顔で離れ、安心できる大人であることを何度も示して覚えてもらいましょう。
赤ちゃんの泣き方4【手足をばたつかせてパニックになり泣く】
理由:葛藤や自己主張を伝えようとしているなど
対処法
・ 泣いて訴えている状況が理解できる大人が、微笑みながら目を合わせ、静かに声をかける。
・子供の思い(考え方、つもり)を受容し、子供の感情に共感する。言葉で代弁しながら気持ちが落ち着くのを待つ。落ち着いたら、解決方法を子どもと話し合う。
〜考え方として〜
泣いた時の大人の対応が愛着関係や信頼関係を育てる
・乳児はいつもお世話をしてくれる大人に対して愛着を感じる人、信頼できる人として認識し、特別な人間関係が生まれます。
〜泣いても放置されることが長く続くと〜
・ 人間関係を構築する事ができないため、周囲に対して興味関心や探究心が薄くなることが多いと言われています。
赤ちゃんをあやすこと
【心構え】
・対応する大人の気持ちを落ち着かせる。
・大人の困惑した思いは、すぐ伝わり、ますます不安になる事が多い。
・気分転換で外気に触れにいく。
・外気は気持ちを安定させてくれる事が多い。抱っこしながら戸外に出て、道ゆく動物、車、植物などを見せ、優しく話しかけることで気分が切り替わる。
・意外性で気分をそらせる。
保育士のコツ✨
例:「見てみて!」「なんだろう?」など。赤ちゃんはその一言で新しい興味が湧き、泣いていたことを忘れる事があります。
出典、参考:乳児保育